築38年の生まれ育ったお家がリノベーションで生まれ変わる。
間取りを変更しLDK(リビングダイニングキッチン)を広くしつつ、一階部分の水回りを全て新しくする事でお洒落なだけではなく、暮らしやすい、生活しやすい空間に生まれ変わりました。
●お客様のご要望
・水回りとLDKを綺麗にしたい
・キッチンの近くに大容量のパントリーがほしい
・既存の梁を活かした空間にしたい
・子どもが遊べるロフトがほしい
・屋根裏に小動物が住んでいた形跡があるので穴をつぶしたい
・お風呂の窓の位置が低く外から見えそうなので窓の位置を高くしたい
●リノベーションのご提案内容
玄関からLDK(リビングダイニングキッチン)に入り、照明のスイッチの位置や家事動線がスムーズになるよう、現場でご依頼主様と一緒に「帰宅してから」「外出する時」の一連の動作をシミュレーションしながら全体の動線を考えながらご提案しました。
もちろん施工前なので、「ここにドアがあったとして」「ここにキッチンがあったとして」と言った感じで想像しながら動いていただくのですが、実はこれをして頂くと「帰宅して直ぐに照明のスイッチがここにあると便利」「リビングのコンセントの位置は掃除用とスマホの充電用に低い位置と高い位置と両方あった方が便利」など、細かい部分までご提案できるため、弊社エムズワークスの場合はできるだけ現場でご依頼主様と「実際に生活する時のシミュレーション」をさせて頂く場合が多いです。
また、空間を出来るだけ広く見せるために天井の梁をどこまで見せるかを実際に天井の高さを説明しながらご提案させていただきました。
その際に、「ここの空間にロフトがあると楽しいかも」というご依頼主様の一言から、大工やインテリアコーディネータが「その案良いですね!」と言った感じで、当初ロフトをつくる予定にはなかったのですが、その場で盛り上がり「ではロフトに上がるにはどうするか」を大人がワクワクしながら考えました。安全性を考慮して、階段を設置する事になりましたが、打ち合わせ当初は「縄のロープ梯子などはどうか」「木製の取り外し可能な梯子はどうか」と言った感じで、その場にいた大人全員が一斉に調べ始めたくらい楽しい打ち合わせでした。
また、既存住宅の場合元々動かせない柱があるためその柱の位置を活かしてテレビ用の棚や収納場所を作りました。
※リフォームとリノベーションの違い
最近よく聞くようになったリノベーションという言葉ですが、リノベーションとは経年劣化した建築を修復するだけでなく、間取りなどを変更し新しい機能などを追加し刷新する事を差します。「リフォーム」という言葉の方が馴染みがあるため、エムズワークスでは皆様に分かり易いように基本的に「リフォーム」という言葉をよく使っていますが、実はリフォームとリノベーションは違いがあります。余談ですが、英語ではリフォームもリノベーションも「renovation」と言います。
高い天井を希望されていたので、天井の梁を出して吹き抜けのように見える勾配天井にする事で、部屋全体の空間が広く感じる仕上がりとなっています。
リビングからロフトに続く階段があり登ると一畳ほどの秘密基地が。
上からリビングダイニングを見下ろせるようになっています。ロフトって子どもだけではなく、大人でもワクワクしてしまいますよね。
お風呂の場所は変更していませんが、壁、床、浴槽を全て新しくしました。窓の位置が低く外から見えてしまいそうだったため、窓の位置を上部に配置しなおしました。
また、キッチンからお風呂場までの天井部分に小動物の巣穴らしきものがあったため、外から入ってこれないように穴の見落としがないか細かく確認して穴をふさいでいきました。
小動物が何だったかまでは特定できませんでしたが、おそらく「ハクビシン」ではないかと言う事になりました。ハクビシンは日本全国に生息しており、屋根裏などに巣を作ってしまう事が多いそうです。
リビングダイニングから和室に続く扉は元々は4枚の襖でしたが、既存の開口サイズに併せて真ん中から両サイドに開閉できる引き分けタイプの新しい扉を造作しました。
新しくなったリビングダイニングにとても馴染んでいます。
天井の梁と照明、シーリングファンがとてもマッチしていて、とてもお洒落なリビングダイニングキッチン(LDK)に生まれ変わりました。ご家族でお家時間を楽しんでいただけると嬉しいです。
名前:Y様
場所:広島県福山市
対象面積:47.8㎡
Before