昭和レトロなサイダーのお店
尾道の向島に観光客が多く訪れるサイダーのお店があるのを皆様ご存じですか?
後藤鉱泉所(後藤飲料水工業所)は昭和5年創業の老舗の清涼飲料水製造所で、地サイダーの聖地とも言われています。
外観は昭和レトロの雰囲気で製造所にお店が併設されており、その場でサイダーを購入して飲むこともできます。
後藤鉱泉所(後藤飲料水工業所)
場所:広島県尾道市向島町755-2
扉(建具)のメンテナンスは半年~1年がベスト
そんな歴史ある後藤鉱泉所様のお店の扉を以前修繕させていただいたのですが、残り仕事があったのでお店を訪れた際に、その後困っている事がないか伺うと「扉(建具)が動きにくくなっている」との事でアフターフォローをさせていただきました。
お店の入口の扉は3枚の引き戸になっていて、コンクリートの上にレールがあり、そのレールの上を引き戸をスライドさせて開閉する仕組みになっているのですが、以前工事に入らせていただいた際に、経年劣化によってレールが動かなくなってしまっていたため、レールを新しいものに変えました。
また、これはお店だけではなく一般のお家でもそうなのですが、扉は長年使っていると、屋根の重みで扉の上の垂れ壁が下がってしまい引き戸の開け閉めがしにくくなります。お客様からはよく「引き戸を開け閉めする際に引っ掛かりがある」などと相談を受けますが、その原因の多くがこの屋根の重みによる歪みです。
特にお店の場合は入口の横幅が広く屋根の重みで垂れ壁が下がりやすいのですが、屋根から全て改修していては時間も費用もかかりすぎてしまうため、今回は扉(建具)の高さを垂れ壁の下がり具合にあわせ調整し、扉がうまく閉まるようにしました。
実はこれは半年前のお話で、今回はその後の調子はどうかなと思い、残り仕事の便で伺ったところ「扉(建具)が動きにくくなっている」との事でしたので、アフターフォローで修繕をさせていただきました。
毎日動かす扉(建具)はどうしても半年~1年後にメンテナンスが必要になります。
お店の引き戸という事もあり、毎日開店時と閉店時に引き戸を開け閉めするため、レールとコマの摩擦で稼働している箇所が馴染んだ時期にもう一回調整するのが本当は良いです。
例外として全く調整しない場合もあるのですが、最初の取り付けから梅雨時期を一度迎えると湿気などの関係で扉(建具)がうまく上手く動かなくなる事が多いからです。
今回立ち寄った際に、お店の扉(建具)の動きを見せていただき、扉(建具)がスムーズに開閉できるように再度調整いたしました。
向島のサイダーの聖地「後藤鉱泉所」
この度アフターフォローさせていただいた、向島の「後藤鉱泉所」では色々な味の瓶のサイダーを扱っていらっしゃるので、是非お近くの方も観光の方にも立ち寄って懐かしのサイダーやご当地サイダーの飲み比べなどお楽しみ頂けると嬉しいです。
場所:広島県尾道市向島町755-2
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