寒い季節になると「こたつ」が恋しくなりますね。
今は一人用こたつなども人気のようですが、たまにお店などに行ってテーブルが掘りごたつだとテンションが少し上がったりするのは私だけでしょうか。
掘りごたつは椅子に座っているような態勢のため、くつろげると人気がありますが、お家にその掘りごたつがあると趣きがあって素敵な空間になります。
また暖をとるため、一か所に人が集まるという意味でも「こたつ」はまるで団欒の象徴のように感じます。
子どもの頃によく家族でこたつに入り、テレビを見たりみかんを食べたり談笑したり、あまりに気持ちいいのでそのまま眠ってしまったり(笑)した事を思い出します。
「こたつ」と聞くと和室をイメージされる方も多いと思いますが、今回リフォームをさせていただいたお家はご依頼主様のご要望で洋室のLDKに掘りごたつを設置いたしましたが趣きがある空間となりました!
余談ですが、「こたつ開き」という言葉をご存じでしょうか?
江戸時代に「亥の子の日」に火を入れると火事にならないという陰陽思想などに基づいた考え方から、11月(旧暦の10月)亥の月の最初の亥の日をこたつ開きの日とする風習があったそうです。
さらに「こたつ」はなんと室町時代からあったそうで、囲炉裏の火力を弱め、その上に短い脚のついた台を置き、着物などを被せて暖を取っていたそうです。
「こたつ」はこんなにも古くから日本の文化となっていたことに驚きますね!