傷んだ下駄箱と敷居を美しく再生!コストを抑えた補修事例

お客様からのご要望

  • 古くなった下駄箱の扉をきれいにしたい
  • 敷居の表面が剥げているので、きれいに直したい

ご提案内容

下駄箱の引戸については、見た目は古く感じられましたが、材料自体の強度には問題がなかったため、新しく作り替えるのではなく、上からダイノックシートを貼る方法をご提案しました。この方法により、費用を抑えつつ、美観の向上が可能と判断いたしました。

敷居については、表面のツキ板が剥がれ、さらに一部は完全に剥離している状態でした。そのため、敷居本体を新しいものに交換する方が効率的かつ確実であると判断し、ご提案しました。アルミ製のレールについては、摩耗が少なく再利用が可能と判断し、取り外したうえで再設置する方法を選択しました。
ツキ板とは敷居の表面に貼られた薄い木材のことで、天然木材を0.2〜0.6mmほどの薄いシート状にスライスしたものです。無垢材を使用するよりも費用を抑えつつ、木の質感を再現することが可能ですが、表面が薄いため、深い傷がつくと補修が難しい事や、水に弱いため湿気の多い場所では剥がれやすくなることがあります。

既存のものを活かした下駄箱の修繕

リフォーム前の下駄箱
リフォーム後の下駄箱

下駄箱の扉は一旦持ち帰り、加工場にてダイノックシートを貼る作業を行いました。さらに、扉の周囲の木部も塗装することで、全体的に統一感のある美しい仕上がりとなりました。補修することで、既存のものを活かしつつ、新品同様の外観を再現しています。

開閉をスムーズに|敷居の修繕

リフォーム前の敷居
リフォーム後の敷居

敷居についても、既存のものを取り外し、同一寸法の新しい敷居を工場にて加工いたしました。加工の際には、取り外したアルミ製のレールが正確に収まるよう、2本の溝を施しました。現地では、この加工済みの敷居を取り付け、元の状態へと復旧いたしました。

まとめ

古くなったものを直ぐに廃棄するのではなく、このように補修することで費用を抑えつつ、長くご使用いただけるように対応いたしました。今後もお客様のご要望に応じた最適なご提案を心掛けてまいります。

エムズワークスの理念

株式会社エムズワークスは「暮らし改善業」として、既存住宅の維持・改修に努め、地域の方の暮らしを守っていくことを理念としております。
一人ひとり違う暮らし方に寄り添い、工事をさせて頂きますので、いつでもお気軽にご相談ください。